【最新版】すぐわかるCPUの選び方! - おすすめBTOパソコン
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【最新版】すぐわかるCPUの選び方!

BTOが楽しくなる!BTOパソコンのパーツ選びガイド

第一弾はCPU編!
この記事では専門用語を極力使わず、各パーツの役割を初心者向けに解説していきます
パーツについての知識が無くてもPCを使う上では問題となりませんが、やはり知っているとBTOパソコン選びが楽しくなります。

わざわざこのブログを読んで下さっている方に楽しくBTOパソコンを選んで頂けるよう
パソコン初心者向けの解説記事を作ってみました。

BTOパソコン選びで迷っている方のお役に立てましたら幸いです。

2022年9月30日発売 「Ryzen 7000シリーズ」を性能比較表に追加しました
2022年10月20日発売予定 「第13世代シリーズ」の一部を性能比較表に追加しました

2022年最新おすすめCPUまとめ

Intel CPU 性能比較

intel CPUおすすめ度ゲームクリエイターコア・最大クロックシングルコア性能クアッドコア性能 マルチコア性能
i9-13900K24c/32t(5.8GHz)2399314176
i9-12900KS16c/24t(5.50GHz)2258553154
i9-12900K(KF)16c/24t(5.20GHz)2188393060
i7-12700K(KF)12c/20t(5.00GHz)2108222530
i5-12600K(KF)10c/16t(4.90GHz)2067861952
i9-11900K(KF)8c/16t(5.30GHz)1876911727
i7-126006c/12t(4.80GHz)1856781655
i9-119008c/16t(5.20GHz)1836671597
i5-125006c/12t(4.60GHz)1796661580
i7-11700K(KF)8c/16t(5.00GHz)1796651575
i7-117008c/16t(4.90GHz)1756391510
i5-124006c12t(4.40Ghz)1706501260
i5-11600K(KF)6c/12t(4.90GHz)1696451259
i5-116006c/12t(4.80GHz)1626331186
i5-115006c/12t(4.60GHz)1526231156
i5-114006c/12t(4.40GHz)1465921113
i3-123004c/8t(4.40GHz)177596980
i3-121004c/8t(4.30GHz)168580920
i9-10980XE18c/32t(4.5GHz)1264932850
i9-10940X14c/28t(4.6GHz)1375392442
i9-10920X12c/24t(4.6GHz)1325312151
i9-10900X10c/20t(4.5GHz)1315291723
i9-10900K10c/20t(5.3GHz)1515982121
i7-10700K8c/16t(5.10GHz)1475641680
i7-107008c/16t(4.80GHz)1405321553
i5-10600K6c/12t(4.80GHz)1425411233
i5-106006c/12t(4.80GHz)1375151114
i5-105006c/12t(4.50GHz)1314981066
i3-103204c/8t(4.60GHz)135468758
i9-9900KS8c/16t(5.0GHz)1525891621
i9-9900K8c/16t(5.0GHz)1455671516
i9-9900KF8c/16t(5.0GHz)1455641505
i9-99008c/16t(5.0GHz)1425391365
i7-9700K8c/8t(4.9GHz)1445631072
i7-9700KF8c/8t(4.9GHz)1445621068
i5-9600K6c/6t(4.7GHz)137531764
i5-9600KF6c/6t(4.7GHz)137532760
i7-8086K6c/12t(5.0GHz)1495741161
i7-8700K6c/12t(4.7GHz)1405371095
i5-95006c/6t(4.4GHz)131498709
i7-87006c/12t(4.6GHz)1325261022
i5-8600K6c/6t(4.3GHz)130534775
i5-86006c/6t(4.3GHz)129501730
i5-94006c/6t(4.1GHz)121467671
i5-9400F6c/6t(4.1GHz)120466674
i5-85006c/6t(4.1GHz)123479700
i3-91004c/4t((4.2GHz)121468468
i5-84006c/6t(4.0GHz)120466680
i3-8350K4c/4t(4.0GHz)130489500
i3-83004c/4t(3.7GHz)113437437
i3-81004c/4t(3.6GHz)111418418
歴代intel CPUおすすめ度ゲームクリエイターコア・最大クロックシングルコア性能クアッドコア性能マルチコア性能
i7-7700K4c/8t(4.5GHz)139485735
i7-6700K4c/8t(4.2GHz)127442677
i7-4790K4c/8t(4.4GHz)125428642
i7-4770K4c/8t(3.9GHz)112386575
i7-3770K4c/8t(3.9GHz)107368542
i7-2700K4c/8t(3.9GHz)101338497

AMD CPU 性能比較

AMD CPUおすすめ度ゲームクリエイターコア・最大クロック シングルコア性能クアッドコア性能 マルチコア性能
RYZEN9-7950X16c/32t(5.7GHz)2188163759
RYZEN9-7900X12c/24t(5.6GH)2158063008
RYZEN7-7700X8c/16t(5.4GHz)2098001924
RYZEN7-7600X6c/12t(5.3GHz)2067501416
RYZEN9-5950X16c/32t(4.9GHz)1656152918
RYZEN9-5900X12c/24t(4.8GHz)1606112342
RYZEN7-5800X8c/16t(4.7GHz)1585821628
RYZEN7-5700G8c/16t(4.6GHz)1525741497
RYZEN5-5600X6c/12t(4.6GHz)1545561181
RYZEN5-5600G6c/12t(4.4GHz)1485451159
RYZEN TR-3980X32c/64t(4.5GHz)1395265505
RYZEN TR-3960X24c/48t(4.5GHz)1395314230
RYZEN9-3950X16c/32t(4.7GHz)1385352827
RYZEN9-3900X12c/24t(4.6GHz)1375332139
RYZEN7-3800X8c/16t(4.5GHz)1395301464
RYZEN7-3700X8c/16t(4.4GHz)1365171417
RYZEN5-3600X6c/12t(4.4GHz)1365121080
RYZEN5-3500X6c/6t(4.1GHz)131504821
RYZEN5-36006c/12t(4.2GHz)1304981043
RYZEN5-35006c/6t(4.1GHz)128495718
RYZEN7-2700X8c/16t(4.3GHz)1204661366
RYZEN7-27008c/16t(4.1GHz)1104081135
RYZEN7-1800X8c/16t(4.0GHz)1114351235
RYZEN7-1700X8c/16t(3.8GHz)1074191186
RYZEN7-17008c/16t(3.7GHz)1003911113
RYZEN5-1600X6c/12t(4.0GHz)109416899
RYZEN5-16006c/12t(3.6GHz)103394855
RYZEN5-1500X4c/8t(3.7GHz)104372650
RYZEN5-2400G4c/8t(3.6GHz)105362651
RYZEN5-14004c/8t(3.4GHz)95337533
RYZEN3-2200G4c/4t(3.7GHz)95402411
RYZEN3-1300X4c4t(3.7GHz)105387401
RYZEN3-1200 4c/4t(3.4GHz)97358368


パソコン初心者向け!CPUの性能をわかりやすく解説

CPUは指令塔!性能の見方を知って上手に選ぼう!

ご存知の方も多いと思いますが、CPUはパソコンの脳にあたる部分で、処理や計算を行うパーツです。
このCPUの性能でパソコン全体の性能を決めてしまうと言っても過言ではないほど重要なパーツになります。

ゲームや映像制作、動画編集やエンコードなどなど、何らかの行動を起こした時にはCPUによる処理が行われます。
CPUの性能次第で処理速度が早くも遅くもなりますので、コストを掛けるなら先ずCPUというのがPC選びの鉄板でしょう。

パソコン初心者の方でもわかりやすいように、なるべく専門的な単語を使わず解説していきたいと思います。

CPUの性能を見る!


CPUクロック周波数ターボブースト動作周波数キャッシュコア・スレッドメモリチャネル 
corei-9 12900K3.9GHz5.2GHz30MB16core24threadDDR5-4800DUAL
RYZEN9 5900X3.7Ghz4.8GHz64MB12core24threadDDR4-3200DUAL

ではでは、ざっくりと解説していきます!

クロック周波数(動作周波数)

先ず性能に大きく関わるのがクロック数(動作周波数)で、これはCPUが1秒間に計算できるデータの量を表しています。
単純に数字が大きいほど高速になるので、数字が大きいものが高速な処理能力を持っていると思って頂いて構いません。
ここも一つ重要なポイントとなりますので、しっかりと見ていきましょう!

ターボブースト動作周波数はインテル・ターボブーストテクノロジーという機能で
CPUが自動的に動作周波数を最大レベルまで引き上げ、処理速度を向上させるシステムです。
AMDでも同じようにAMDターボコアテクノロジーというシステムがあります。
高負荷時にCPU性能がブーストされ処理速度が向上する機能と思って頂いて大丈夫です。

ターボブースト動作周波数には自動的に引き上げられる最大クロック数が設定されているため、
こちらも数字が大きいほど高速に処理できると思ってください。

クロック周波数はコア1つに対する性能を表していますので、クロック数が最も高い=最も処理速度が速いCPUというわけではありません。

総合的な処理速度は後述するコア数・スレッド数との兼ね合いで変わりますので、ご注意ください。

キャッシュ(L3キャッシュ)

これはCPUが一時的にデータを保存しておく場所を指します。
この数字が大きいほどデータの転送に時間がかからないため、処理が高速になります。

基本的にはメインメモリがデータの一時保存をする役割をもっているのですが、CPUがデータの処理をする際に
いちいちメインメモリにアクセスをすると時間が掛かりますので、それを解消するための超高速メモリをキャッシュと呼びます。

キャッシュはCPUのすぐ近くに配置されており、キャッシュとCPUのデータ転送は物理的にも速く行えるようになっています。
さらに通常のメインメモリ(DRAM)より高価で転送速度が速い「SRAM」と呼ばれる高性能なメモリで構成されています。

キャッシュにはL1、L2、L3キャッシュがあり、それぞれ容量が違います。
ここで表記されているキャッシュはL3キャッシュ(3次キャッシュ)と呼ばれるもので、L1とL2にデータが無かった場合に
最終的なアクセスポイントとして使われる、いわば最後の砦的な頼れるヤツです。
こいつにデータがないと遠くにあるメインメモリまでデータを探しにいきますので、処理に遅れがでます。

このL3キャッシュの容量が大きいほど、一時的に記憶できるデータが増えるので
様々な動作が快適になると言われています。

ちなみに最新のintelCPUによるキャッシュの転送速度はL1とL2が1ns(10億分の1秒)
L3キャッシュが10nsになっており、もはや人智を凌駕していると言っても良いのではないかと思います。。。

コア数/スレッド数

これは単純にCPUのコアが何個あるかを表しており、
一般的にはコア数が多いほど高性能になっていきます。

コアというのはCPU内に入っている処理ユニットのことで、
2コアは処理ユニットが2つ、4コアなら処理ユニットが4つ入っているというイメージで捉えて頂ければ大丈夫です。
1つのコアは1つの仕事をこなしますが、同時に二つ以上のプロセス(仕事)をこなすことが出来ません。
そこで開発されたのがスレッドです。

スレッドというのは1つのコアでたくさんの仕事をこなしてしまおうというシステムで
2スレッドの場合、OS側から見ると2つのコアがあるように見え、1つのコアで2つの仕事を並行処理できます。
コアが6個でスレッドが12個なら12個の仕事を同時に処理できます。

こういった事から、コア数・スレッド数が多いほど同時に処理できる仕事が増えるので

マルチタスク(複数の作業を同時にやること)でもコア数が多いと処理速度が上がりますし
クリエイティブな用途の場合、使っているソフトウェアによってはかなりのマシンパワーが必要なので
これもコア数が多くなればなるほど快適性が増すと考えて頂いて構いません。

前述したキャッシュも、L1とL2はコア数の分だけ増えるので、マルチコアCPUは処理が速い!と言われる所以でもあります。
動画のエンコードなどでCPUを使う場合も、コア数が多いほど高速に処理ができます。

メモリーの種類

これは取り扱いがあるメモリーの種類を表しています。
CPUの性能表記にDDR4-3200と書いてあったりますが、これはDDR4-3200以下のメモリが使えるという意味です。
メモリの型番の読み方を知っていると性能がすぐわかりますので一緒に覚えてしまいましょう!

これはDDR4-3200(PC4-25600)というメモリを指していますが
PC4-25600の25600という数字が、メモリの帯域幅(転送速度のこと)を表しています。

このメモリの帯域幅(転送速度)は25.6GB/sとなっており、
DDR5-4800(PC5-38400)の場合は38400という数字に注目してください。
この場合の帯域幅(転送速度)は38.4GB/sになります。

現在の最新モデルはDDR5シリーズですが、まだ対応しているCPUとマザーボードが少ないので余りで回っていません。
私のPCはDDR5-4800を使っていますが…DDR4時代と体感できるほどの差は感じないですかねぇ💦
まぁカタログ上は早くなっているので重い処理を行う時は速度が上がっているのでしょう。

要はここの数字が高いほど転送速度が上がるので、処理が速くなるよ~ということですね!
関連記事

【パソコン初心者用】かんたん!メモリの仕組みと選び方
メモリの仕組みについてわかりやすく解説した記事です。
メモリについて知ることでパソコンやスマホ選びが楽しくなります。


チャネル数

BTOパソコンを見ている時に、メモリの欄に「デュアルチャネル」とか「クアッドチャネル」とか良くわからない単語が付いていますよね。
あれはCPU側のシステムで、「メモリを複数枚連結させて転送速度を上げてしまおう!」というものです。

デュアル、トリプル、クアッドは対応している数を表しており、デュアルチャネルなら2枚
クアッドチャネルなら4枚のメモリを同時に使うことによって、メモリの帯域幅(転送速度)を大きく上昇させることが出来ます。
デュアルチャネルならそのまま倍になり、クアッドなら4倍になります。
  • デュアルチャネル DDR4-3200(PC4-25600)25.6GB/s ×2=51.2GB/s
  • クアッドチャネル  DDR4-2400(PC4-19200)19.2GB/s ×4=76.8GB/s
理論上なので、この転送速度を全て使い切る事はできないですが、早くなるのは間違いないです。

デュアルチャネルメモリなのに1枚しかさしてなかったり、
クアッドチャネルなのに2枚しかメモリが挿してなかったりと、勿体ない使い方をしているBTOパソコンもありますが
この辺りを理解しているとBTOパソコン選びや、メモリの増設の際に役立つと思います。

ゲームに適したCPUの選び方


この項目ではゲーム用途でのCPUの選び方から解説していきますので、
マルチ用途の解説まで飛ばしたい方は↓をクリックすると解説位置までスクロールします。
➡クリエイティブな活動が中心の方に適したCPU

オンラインゲームを中心にプレイしている方は上記の表を参考にして頂ければと思います。
ゲーム用途の項目は、様々なベンチマークサイトを渡り歩き情報を収集した上で、よりゲームに適したCPUを掲載しています。

ゲーム用途に適したCPUを選ぶポイントは
  • クロック数が高いCPU
  • コア数が多すぎないCPU
現在のオンラインゲームやPCゲームはCPUのシングルコア能力が高いほど有利になっており
コア数が多いだけの物より、コア数が少なくてもシングルコアとしての処理速度が高いものを選んだ方が良い場合があります。

CPUの処理能力を表す際、クロック数(動作周波数)と呼ばれる値が使われますので、そちらを参考にしてください。

クロック数は、秒単位でどの位の量の計算が出来るかを表した値です。
基本的にはクロック数(GHz)が高いCPUほどゲームでの処理が高速と思って頂いても大丈夫です。

クロック数の見方はCPUと合わせて「GHz」と書いてありますので、そこをチェックしてみてください。
これはコア1つ辺りの処理能力ですので、記述してあるクロック数が高ければ高いほど幸せになれます。

他にコア数やスレッド数、キャッシュなど性能を測る上で大事な要素もありますが、先ずはクロック数を意識してください。
キャッシュも大事ですが、最新CPUのキャッシュはどれも高性能になっているので一先ず気にしなくて大丈夫です。
キャッシュについては後述の「クリエイティブな活動が中心という方に適したCPU」で解説しますので一旦お預けです。

マルチコアはゲーム向きじゃない?気になるコアの話

CPUの性能を測る上で、コア数やスレッド数も大事な要素ですが、ゲーム目的ならシングルコアの性能が重視されます。
これは現在の「ゲーム側」がマルチコアの性能を上手く使えないためです。
マルチコアとしては動作しますが、性能を発揮しきれません。

さらに、多くのゲームではマルチコアの性能を上手く使えないどころか、マルチコアそのものに対応していません。
CPUがゲームでマルチコアを使うには、ゲーム側からマルチコアの使用を指示するシステムが必要になります。
このシステムを「マルチスレッド」と言います。

マルチスレッドの詳しい説明は割愛しますが、ここでは「マルチコアが使えないゲームが多い」とだけ覚えてください。
ゲーム側がマルチスレッド対応でなかった場合、どれだけCPUのコア数があってもシングルコアとして動作します。

そうなると8コアや10コアある高額なCPUを選んでも、ほぼ無意味ということになりますね
「じゃあマルチコアCPUって要らないんじゃない?」と思う方もいらっしゃると思いますが

最新の4~8コアCPUは基本的にシングルコアの性能が高く、
かつ様々な用途でバランス良く性能を発揮するためゲームメインのユーザーにも人気があります。

また、国内で言うとFF14やPSO2など比較的新しいオンラインゲームでは4~6コアまでのマルチスレッドに対応していますので
マルチコアを選ぶユーザーが多い理由にもなっています。

最新のゲームはマルチコアCPUが良いの?

将来的にはマルチコアの性能を十分に引き出せる環境のゲームの方が多くなるでしょう。
多くのゲームでそうなるにはまだまだ時間がかかりそうなので、今はコア数のみを見るのではなく
CPUをシングルコア性能とコア数のバランスを基準に選ぶのがベストだと思います。

ひとまず、目的のゲームが「マルチスレッド」に対応しているかどうか
「DirectX」のバージョンはいくつまで対応しているか?を調べるとスムーズにCPUが選べると思います。
DirectX(以下DX)は簡単に言うと「PCのスペックをゲーム機として使えるよう最適化しちゃうよ」ってな感じのアプリケーションです。
PCゲームをはじめ、Xboxでも採用されています。
  • ゲームがマルチスレッドに対応していないとシングルコアとして動作する。
  • DX11以下のゲームはマルチスレッドに対応していても、4~6コアまでしか認識しない上に性能をフルに発揮できない。
  • DX12のゲームはマルチスレッドに対応しており場合、マルチコアの性能も発揮できる。
2022年現在ですと、DX12環境のゲームがかなり増えてきました。
目的のゲームがDX12環境でしたらコア数が多いCPUも選択肢に入ります。

ただ…オンラインゲームは製作に時間がかかるため、この辺りの対応がとんでもなく遅れています。
DX12環境のオンラインゲームが大半を占めるには数年かかりそうです。
FF14はDX12の対応はどこかでしないといけないと明言していますし、いつか切り替わるかもしれません。

一方で、STEAMで販売されているゲームはDirectX12に対応しているものが多く
マルチコアの性能が発揮できます。
STEAMメインでゲームソフトを購入されている方はコア数が多めのCPUをおすすめします。

最新のゲーム向けおすすめCPU【2022年】

Core i9-12900K(KS) (参考価格:¥89,450)
9900k.jpg2022年のゲーム向けCPUで最高性能を持つのがこれです。
シングルコアとしての性能は頂点ですし、16コア24スレッドとマルチコアとしても最高のスペックを持ちます。
メインストリームの中ではゲーム用途として最強と言えるCPUです。

先述したシングルコアの性能が高く、コア数もトップクラスなので抜群の処理能力を引き出せます。
ゲームやクリエイターと多岐に渡って活躍できますし、多趣味な方には打って付けです。

メインストリーム(一般向け)でありながら、エクストリームエディションを超える性能を持ちますし、今一番性能が良いCPUを求めるならこれでしょう。

corei7-12700K (参考価格:¥57,980)
7700k.jpg 最大クロック数5.0GHzでキャッシュは25Mと、シングルコア性能は相当高いです。
12コアCPUなのでゲーム以外のクリエイティブな活動でも十分活躍できますしコスパはめちゃくちゃ良いですね。

シングルコアのスペックも先代最強であった11900Kを上回っていますし、マルチコア環境でも十分なパフォーマンスを発揮できるCPUです。
価格と性能のバランスが良いですし、個人的にイチオシです。

最新ゲームも問題なくこなせるシングルコア性能に加え、12コア20スレッドのマルチコア性能で多岐にわたって活躍できるスペックを持ちます。
ゲーム以外でも価格と性能のバランスが良いので、とてもおすすめのCPUです。


Core i5-12600K (参考価格:¥35,775)
corei5.jpg  クロック数4.9GHzでキャッシュは20Mと、シングルコア性能はめちゃくちゃ優秀です。
 i5シリーズですが10コア16スレッドとコア数も多いので、ゲームが目的の方にとっては抜群のコスパですね。
 ゲーム用のCPUではRYZEN5-5600Xがコスパ王者でしたが、2021年11月に発売されたintel最新モデルで王座を奪還しました。

 価格は同程度(12600Kの方が若干安い)なのに性能比で30%近い差がついているそうです。
ゲーマーが妥協してi5を買う時代は終わりました。
もはや「これで十分」なのです。

 あ、でも動画配信したりとかゲームと同時に色々やる方はi9がオススメですよ。



クリエイティブな活動が中心の方に適したCPU


➡クリックで上記の【おすすめCPUまとめ表】にスクロール

マルチタスクや、クリエイティブな用途を中心に考えている方は
シングルコアの性能より、総合力とコア数が重要になってきますので、ゲームメインの方とはCPUの選び方が変わります。
目的としているジャンルや、作業するためのソフトウェアによっても多少変わりますが、
ゲームと違って多くのソフトウェアがマルチスレッドに対応しているので、コア数が多いほど有利になります。

かなりざっくりとした説明になりますが
CPUが1つのアプリケーションに対してマルチコアを使う場合、アプリケーション側からマルチコアの使用を指示するシステムが必要になります。
このシステムを「マルチスレッド」と言います。

マルチスレッドって何?パソコン初心者向けわかりやすいマルチスレッドの解説!


すこし長くなったしまったので邪魔にならないよう折りたたんでます。
↓をクリックすると解説文が展開されますので、お手数ですがクリックをお願いします。


クリエイター向けならマルチコアCPUがおすすめ


ゲーム用途の場合はシングルコアの性能が重視されますので、
クロック数(動作周波数)とコア数のバランスを重視した選び方をオススメしました。
エンコード作業や写真編集作業、音楽編集、または3DCADや3DCG製作などを行う方はCPUのコア数を重視しましょう。
(目的のソフトウェアがマルチスレッドに対応していない場合は、ゲーム用途の項目を参考にしてください)

クリエイティブ用途に適したCPUを選ぶポイントは
  • コア数・スレッド数が多いCPU
  • キャッシュが多いCPU
  • メモリ帯域はどこまで使えるのか
この辺りを見ながら選ぶと、良いCPUと出会えると思います。

コア数はどのくらい必要?たくさんあればいいの?


このあたりはコストとの兼ね合いもあるので、一概にどれがベストとは言えませんが
2021年現在のCPUなら8コア16スレッド以上のものが最適ではないでしょうか?

それ以下のCPUですと、処理能力に不満を覚えることがあるかもしれません。
今は12コアや16コアCPUが続々と出てきていますので、最低限8コアくらいは欲しいところです。

クリエイティブな活動が中心の方にオススメのCPU【2022年】

RYZEN9-7950X (参考価格:¥117,800)
3950X.jpg
RYZENのメインストリーム向けでは最強のパワーを持つCPUですね。
16コア32スレッドと驚異的なコア数を持ちます。

価格が12万円弱と、かなりお高いCPUとなりますが、クリエイター向けソフトを使う方におすすめです。
シングルコアのスペックはそこまで高くないので、ゲーム専用として使うならコスパが悪いですが、
クリエイティブな活動をメインにされている方にとっては抜群のコスパです。
intel最新モデルの12900Kにはゲーム性能で劣りますが、非ゲーム用途では7950Xが圧勝します。
消費電力と発熱量が高いため、万人におすすめできるCPUではありませんが
しょう。

RYZEN9-5900X (参考価格:¥66,450)
3950X.jpg
 価格が6万円強と高めですが、コストパフォーマンスで考えるとクリエイター向けCPUで最強だと思います。
 12コア24スレッドと、同価格帯のintelCPUに比べてコア数が多いので、総合処理速度はこちらの方が上です。
 シングルコア性能も比較的高めになっているのでゲームタイトルによっては12900Kと張り合えるくらいの力がありますし
 マルチスレッドが生かせる場面での処理能力は一般向けCPU中でもトップクラスと非の打ち所がないスペックですね。

 これ以上のCPUを求める場合は10万円前後を覚悟しなければなりませんし
 一般的な価格帯で見るなら最高スペックのCPUと言ってもいいと思います。

RYZEN5-5600X (参考価格:¥36,054)
RYZEN7.jpg
 RYZEN5のエントリーモデルですが、コスパがとんでもなく高いです。
 エントリーモデルとはいえ、シングルコア性能が高い上に6コア12スレッドなので総合処理能力は半端じゃないですよ。
 そのコスパの高さから2021年1~11月は価格コムのCPUランキングでも常にトップ5に入っていました。
 シングルコアの性能は特化したモデルに劣りますが、必要十分に備えていますし
 最新ゲームも難なくこなせるスペックがあります。

 高い人気を裏付ける性能がありますし価格重視の方はこれがオススメです。

あとがき

ここまでお読みいただきありがとうございました。
自分でもびっくりするほど長文記事になってしまったので、読んで頂いた方にお疲れ様でしたと声をかけたいほどです。
CPUの性能をしっかり選ぶことで、BTOパソコン選びがぐぐっと楽しくなります。
当ブログではCPUが選べるおすすめのBTOパソコンメーカーを一覧表にまとめています。

今後はシリーズ化して、GPU編やメモリ編、電源編などコンテンツを増やしていきたいと思います。
よろしければまた遊びに来てやってください。
CPUを自由に選べるBTOショップはこちらの一覧表から探せます
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【2022年】最新版!おすすめBTOパソコンショップ一覧表。20以上のBTOパソコンショップを一目で比較できます。現在、様々なBTOパソコンショップがあり、どれを選んでいいか良くわからないと言う方も多くいると思います。そこで当ブログおすすめのBTOパソコンメーカーをまとめた比較リンク集を作成してみました。オンラインゲーム用パソコン、ゲーミングPC、RAW現像用パソコン、ハイスペックパソコンをお求めの方少しでも参考になりました...

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