パソコン初心者でも早わかり!かんたんメモリー講座
クアッドチャネル,デュアルチャネル,帯域などメモリーについて解説した記事です。
そもそもメモリーって何なの?
メモリーが多いと良いと聞くけど何で?
おすすめの容量は?
そんな疑問をさくっと解決できるような記事を作成してみました。
メモリってクアッドチャネルとかデュアルチャネルとか帯域幅とか転送速度とか色々複雑なワードが絡みあっていて
いまいちわかりづらいですよね。
BTOパソコンを選ぶ際にも容量だったり、クアッドチャネルだのデュアルチャネルだの色々出てきます。
このクアッドチャネル、デュアルチャネル、トリプルチャネルという単語は
当ブログでも度々登場しますが、一体どのようなシステムなのでしょうか?
メモリーにおける性能の見方と、用途に合わせた必要な量も併せて解説していきます。
メモリーって何?
昨今ではスマートフォンやタブレットでも『メモリー』が注目されていますよね。
ソーシャルゲームやアプリケーションの進化により動作が重くなったりしますので、
メモリの容量を気にしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
コンピュータにはデータを保存するための記憶ドライブという物があります。
HDDやSSDと呼ばれているあれです。
スマートフォンやタブレットにも「SDカード」や「フラッシュメモリー」が搭載されており、そこにデータが記憶されます。
メモリーというのは記憶ドライブと同じく、コンピュータ内のデータやプログラムを一時的に記憶する装置です
メモリーはデータを一時的に保存しているパーツ
コンピュータのデータを保存するパーツには「HDD」や「SSD」といった記憶ドライブという物があります。
コンピュータ内のデータはそこに保存され、そこから読み書きを行っているわけですが
膨大なデータが保存されている場所なので、データの読み書きをするのに多くの処理時間が掛かってしまいます。
今やらなきゃいけないプロセス(仕事)の実行に関係ないデータも大量に保存されていますからね。
CPUが実行処理のためにデータを読み込む際、全ての処理をHDDやSSDから行う場合
とてもとても時間が掛かってしまうので、その問題を解決するべく生まれたのが『メモリー』なのです
使用しているプロセス(仕事)に関するデータを一時的に保存して置く場所を作って、そことデータのやり取りをさせれば
もっとパソコンやスマートフォンを早く動かせるといった話ですね
メモリーというのはデータを電気的に一時保存して、CPUと高速にやり取りをするための装置なのです。
メモリーの容量って?
メモリーの容量が沢山あればあるほど、大量のソフトやアプリケーションを動かす時に有利になります。
簡単な話、メモリの容量が大きければ大きいほどパソコンの動作が快適になります。
上記の画像は私がブログ更新などに使っているサブPCのスクリーンショットで、メモリーは32GB搭載されています。
今のメインPCはメモリーを16GB搭載しています。
最近のBTOパソコンではメモリ4GB、8GB、16GBが主流になっています。
ご自身の用途に合わせて必要な量を選ぶことで、快適な動作が見込めます。
メモリーは多くて困るものでもないので、少し余裕を持った構成をおすすめしています。
メモリーが多いと動作が快適になる理由
「メモリーが多いと何で動作が快適になるの?」
それはですね、メモリーの容量はパソコンを使用しているとドンドン使われていくのです。
ちょっと変な例えですが、メモリーを1つのテーブル、そしてデータを食べ物がのったお皿だと考えてください
パソコンを使っていると様々なデータのやり取りが行われます
ソフトを動かして作業をしたり、ゲームをプレイしたり、インターネットでサイトを見たり
こういったデータのやり取りが行われると、そのデータは一時的にメモリーへと保存されます
これは前述した理由の通り、CPUと高速にデータの受け渡しをするためですね
テーブルにどんどんお皿が運ばれてきて、テーブルが埋まっていく様子を想像してください
このお皿が増えていくと、テーブルがいっぱいになってしまいます
メモリーは一時的に保存をしていく場所なので、テーブルがいっぱいだからといって勝手にデータが消えることはありません
使用しているソフトを終了した場合はそのソフトが使っていたデータ分はメモリーから削除されます
つまり食べ終わるまでお皿は片付けられない、けど新しいお皿はテーブルに増えていく
これがデータとメモリの関係です。
マルチタスクで色々と楽しむならメモリーは多めに!
ネットサーフィン、ワードエクセル、動画再生、音楽鑑賞、ネットゲーム…
いくつかの動作をパソコン上で同時に処理することをマルチタスクと言います。
エクセルで表を作っている時にネットで資料やエクセルの使い方を調べたり
オンラインゲームをやりながら音楽を聴いたり、アニメを見たり、攻略サイトを見たり…
ほとんどの方が何らかの動作を同時に複数行っていると思います。
こういったマルチタスク環境ではメモリーの容量を多く使うので、余裕を持った構成にすることが大切だと考えます。
さきほどのデータとメモリーの関係をテーブルと料理のお皿に例えて
マルチタスク環境について解説していきます。
たとえばペイントソフトで作業をしている最中に、ネットで音楽を聴いたりする場合
和食(ペイントソフトのデータ)がどんどん運ばれてきている中で、中華料理(音楽のデータ)が追加されていきます。
さらにフレンチ(セキュリティソフト)、イタリアン(ゲーム)などドンドンと料理(データ)を追加していくとします。
すると小さいテーブルではすぐに溢れてしまい、データを置いておくことができなくなります。
それでもソフトを終了(オーダーストップとでも言いましょうか)しない限り、データはメモリーから消えません
その場合、溢れたデータ(お皿)はHDDやSSDといった記憶ドライブに保存されるようになります
HDDは冷蔵庫とでもしておきましょうか(笑)
この溢れたデータがHDDに保存されてしまうと、非常に処理が重たくなります
1口食べるごとに冷蔵庫から取りだし、もぐもぐしてる間にまた冷蔵庫に保存され、
次の一口を食べるときはまた冷蔵庫から取り出して食べなくてはならないといったところでしょうか
そうするとデータのやり取りが物凄く遅くなってしまいます
この状態になると「パソコンの動作が重い」と感じるようになりますね
これをメモリーの『スワップ』と呼びます。
こういった理由から、メモリーの容量が大きいと沢山の作業を快適にこなすことが出来るようになりますし
長時間の使用でもパソコンが重くなりにくいといった利点が生まれます
メモリーの性能の見方と選び方
メモリーの帯域幅
引用元: Crucial Ballistix Sport LT 2400MHz 32GB (2x16GB) DDR4 Review | | Page 5
メモリーの帯域幅はbandwidthとも言います
メモリーにおける帯域を表したもので、データの転送速度に関ってきます。
データ転送に用いる周波数の下限と上限の幅を指すものですが
その幅が広いとデータの転送速度が速くなるといった理由から、データの転送速度として使われます
帯域幅が広い=データの転送速度が速い といった意味で使われている事が多いです。
DDR4-2400(PC4-19200)というメモリーがありますが
このメモリーの帯域幅は19200(19.2GB/s)です
1秒間に19.2GBのデータの転送が可能とされています
DDR4-2666(PC4-21300)の帯域は21300(21.3GB/s)となり
DDR4-2666のほうがデータ転送速度が速いと言うことになります
このように、帯域幅が大きいものほどデータの転送速度が速くなるのですね
BTOパソコンのメモリを選ぶ際もこのメモリーに記載されている数字を見ると速度がわかります。
メモリーのクロック周波数
DDR4-2400(PC4-19200)のメモリークロック周波数は2400MHzとなり、1秒間に処理できるデータ量を示しています。
DDR4-2666ならクロック周波数は2666MHzとなりますので、
単純にメモリの型番の数字が大きいほど処理能力が高いという意味で捉えて頂いても大丈夫です。
2018年現在人気のメモリーはDDR4-2400で、DDR4-2666は倍くらいの値段がするため使う人を選びます。
ベンチマークテストの記録を競っている方にとってはとても重要な要素ですが
ゲームやソフトウェアの実行速度など通常の用途ではDDR4-2400とDDR4-2666の処理能力の差は体感できるほど大きくありません。
そういった理由からコストパフォーマンスの良いDDR4-2400が人気となっています。
基本的には最新のDDR4メモリは処理速度も転送速度も十分に早いので、特に気にしなくて大丈夫です。
一般的な使用の仕方なら容量にこだわった方が良いです。
メモリーのチャネルとは?
これはCPUやマザーボード側の企画になりますが、メモリーを複数枚同時に使うことで性能を向上させるシステムです。
メモリーを2枚同時に使うデュアルチャネル
メモリーを3枚同時に使うトリプルチャネル
メモリーを4枚同時に使うクアッドチャネルがあります
これはそのまま数字が大きいものほど性能が高くなり
デュアルチャネルとは同じメモリーを2枚同時に使うことによって、前述した帯域幅を2倍にしてしまう画期的なシステムです
DDR4-2400(PC4-19200)をデュアルチャネルで起動した場合
(19.2GB/s)x2=38.4GB/s というデータ転送速度を出せるようになります。
トリプルチャネルは57.6 GB/s という帯域幅を持つメモリーになり
クアッドチャネルなら76. 8GB/sという驚異的な帯域幅を持つメモリーになります
この○○チャネル(アクセス)システムは、全く同じ型番のメモリー同士でないと使えません
そのため、2枚セット3枚セット4枚セットで販売しているショップがあります
増設を目的としているならば、このセット販売で同じ種類のメモリーを必要数そろえましょう。
また、CPUによって対応しているメモリーの帯域幅や処理速度の上限が決まっていますので
過剰な処理速度と帯域幅を持つメモリーを組み込んでも上手く性能を引き出せません。
動かないということはないですが、余剰した分の性能は無駄になってしまうので勿体ないです。
CPUを見ながらどのメモリーを選ぶか決めるというのも大事なポイントになってきます。
CPUとメモリーの対応表
メモリー帯域のボトルネック
これについてはちょっと小難しい解説になってくるので
必要ないと思う方は読み飛ばしてください
CPUにはFSB(フロントサイドバス)と呼ばれる転送回路があります
core i7ではQPI(QuickPath Interconnect)という接続技術に変更されていますが、用途は同じです。
これはマザーボードや他のパーツとデータのやり取りをする速度を表すもので、
これが低いと他のパーツの性能が高くてもボトルネックとなり性能を発揮できません
とくにCPUはメモリー帯域との問題が大きいので、取り扱うメモリーには注意したほうが良いでしょう。
最近は取り扱えるメモリの種類が書いてあるので、その通り選べば問題はありません
core i7-8700KならDDR4-2666と書いてありますが、これはDDR4-2666以下のメモリーが使えるということです
DDR4-2933やDDR4-3200といったメモリはCPU側がボトルネックになり性能を発揮しきれません
このようにCPUの性能によってメモリーの帯域をどれだけ使えるかが変わってきますので
良いCPUを積むことで、メモリーの速度も向上させることが出来ます
例えばcore i9-7980XEですが、これはクアッドチャネルでDDR4-2666まで取り扱えます
DDR4-3200や4000といった超高性能なメモリも販売しているのですが、これはCPU側がボトルネックとなり
通常では性能を使い切れません。
こういった規格外の高性能メモリを使う場合は、CPUのオーバークロックと高性能なマザーボードが必要になってきます。
どこまでメモリーの性能を引き出せるか…ベンチマークスコアは伸びるのか…そのような目的で行うものなので
CPUのオーバークロックをする予定がない方は特に気にしないでも大丈夫です。
とまぁ、このようにCPUごとに扱えるメモリーの種類がありますので
そこのあたりも加味して選んでいくことが大事になります
メモリーの容量はどのくらいがおすすめ?
ネットサーフィンと軽作業がメインの方は8GB推奨!
BTOパソコンではネットサーフィンや軽作業向けのエントリーモデルでメモリ4GBの構成が多いですが
個人的には8GBを推奨します。
win10はOSだけでメモリを1.2GBくらい使ってしまうので、ウイルス対策ソフトやウェブブラウザを開いただけで
2GB~3GBくらい使用してしまいます。
最近のブラウザは高性能なものが多く、メモリ容量をかなり使うので、ネットサーフィンとOSのみで4GBくらい行ってしまう事もあります。
上記の写真ではChromeでタブを5個開いてyoutubeを見ただけなのですが、メモリを4.2GB使っています。
他にはウイルスバスターとスクリーンセイバーくらいしか動いていません。
これで何らかのソフトウェアで作業をするとなると動作が重くなってしまいますので、できれば余裕をもって8GBにしたいところです。
オンラインゲームやクリエイター用ソフトウェアを使う方は16GB推奨!
私は趣味でオンラインゲームをプレイしたり、イラストを描いたりするのですが
オンラインゲームを起動すると数GBのメモリーを使う事があります。
とくに最新タイトルでは容量も大きいので、ゲームを起動しているだけですぐに8GB以上使ってしまいますね。
攻略サイトをみたり音楽を聴いたり、ゲームしながら何か作業をしたりする場合は8GBじゃ足りません。
個人的には16GB以上をオススメしています。
また、クリエイター向けのソフトウェアを使う方も最低16GBは欲しいところです。
上の画像はサブPC(メモリ32GB)でSAI2とPhotoshopを使って描いたものです。
私は趣味の範囲なので大したイラストは描けないのですが、それでもかなりのメモリを使用してしまいますし
複数枚のイラストを開く場合は8GBなんてあっとういう間に食いつぶしてしまいます。
同人活動や商業活動をなさっている方でしたらもっとデータ容量が大きくなると思うので8GBでは物足りなくなると思います。
私はSAI2、ClipstudioEXとPhotoshop(月額使用のやつ)を使っていますが
ちょっとイラストを描きながらウェブ資料を見たり、過去のイラストをチェックしながら新しいイラストを描いたりなどしていると
8GBを突破することがよくあります。
クリスタでペン入れをしてPhotoshopで塗りをするときにいちいち片方閉じたりとか面倒ですしね…。
このPCはメモリ32GBあるのでSAI2、クリスタ、フォトショを同時起動しながら平行して作業しても余裕です。
ついでにオンラインゲームを開いていても全く問題ないです。
正直32GBは要らなかったかな?と思ったので最近買ったメインPCはメモリ16GBにしましたが
特に困ることもないので、やはり16GBくらいあると安心ですね。
高ポリゴン数の3DCGを作りたい方は32GB推奨!
3DCADや3DCGなどを製作するソフトウェアはメモリを大量に使います。
最低でも16GBは欲しいところなので、16GBは搭載するようにしましょう。
作業レベルによっては32GBも使わないかもしれませんが、最近のPCは32GB以上のメモリ容量でも安定して動作しますので
多く搭載することにデメリットはありません。(数年前は32GB以上のメモリで不安定になる事が多かったのです)
予算の捻出が難しい方は16GB、予算が許すなら32GBをおすすめします。
RAW現像やフォトレタッチをやりたい方は16GB以上推奨!
RAW現像やフォトレタッチなら16GBは欲しいところです。
予算的に厳しいようでしたら最低8GBは確保してください。
4GBだとRAW現像やレタッチ用のソフトウェアがまともに動かない可能性があります。
Lightroomやphotoshopなど写真編集ソフトはメモリを沢山使いますので、できれば16GB以上欲しいところです。
RAW現像にとってメモリーの容量はとても重要な要素ですし、てんこ盛りにしても恩恵が得られるので大丈夫です。
「趣味に金突っ込まなくてどこで使うんだ!俺は本気出すぜ!」という漢気あふれる方は32GBにしても後悔しないと思います。
私も32GB積んでいますが、後悔は一切していません。
メモリーブランドって気にした方がいい?
結論から言うと一般的な用途の場合、ブランドは特に気にしなくても大丈夫です。
メモリのオーバークロックなどをしてベンチマークスコアを伸ばしたいとか、メモリに対して強いこだわりがある方は
高品質なメモリを取り扱っているブランドを選ぶと良いですが、
普通にパソコンを使う上でメモリのブランドが性能や品質面で大きく足を引っ張る事はありません。
あとはRAW現像などをメインに行う方でメモリの重要度が高い方とか
3DCGを製作する方でメモリの転送速度をがっつり上げたいとか
そういった方はメモリのブランドや転送速度にこだわってみるのも良いかもしれません。
BTOパソコンの場合、フルカスタマイズ系のメーカーではメモリのブランドを指定できたり
高品質な有名ブランドのメモリを取り扱っているので、気になる方はフルカスタマイズ系のBTOパソコンメーカーを利用すると幸せになれます。
メモリーブランドが選べるおすすめのBTOパソコンメーカーや、大容量メモリーでも安く購入できる
BTOパソコンはこちらの記事で紹介しています。『おすすめのBTOパソコンメーカーまとめ』
おすすめのメモリーブランド
Crucial
個人的にはCrucial(クルーシャル)製のメモリーがバランスが良くておすすめです。
自分でも利用していますが価格と品質のバランスが良く、SSDメーカーとしても有名なので安心感があります。
通常のcrucial製メモリーも品質が良く素晴らしいですが、 Ballistixは自作erにも人気のある高品質メモリーです。
Crucial製のメモリが選べるBTOパソコンメーカーだと以下の2つがあります。Corsair製もたまに扱ってます。
- SEVEN:https://pc-seven.co.jp/
- サイコム:https://www.sycom.co.jp/
CORSAIR
若干価格は高くなりますがCORSAIR(コルセア)もおすすめ。
クルーシャルより少しばかり価格は高いですが、高品質メモリーとして自作erにも人気があるメーカーです。
どちらが優れているというわけではないので、好みで選んで問題ないですね。
コルセア製のメモリが選べるBTOパソコンメーカーは以下になります。SEVENとサイコムでも扱っている時があります。
- PC-TAKE:http://www.pc-take.com/
CENTURY MICRO
CENTURY MICRO(センチュリーマイクロ)は国産のメモリーメーカーで高品質なメモリーを取り扱っています。
BTOパソコンでセンチュリーのメモリーが選べるところはパソコン工房のワークステーション以外見た事がありませんが、
STORMあたりは電話で相談するとパーツを取り寄せてくれるので頑張れば組み込めるかもしれません。
ただ、品質は素晴らしいと思うのですがめちゃくちゃ高いのが難点。
BTOでセンチュリーマイクロはやりすぎだと思うので、自作er向けのメモリーですね。
メモリーについてのまとめ
- メモリー容量はすこし多めに見積もると吉
- メモリーブランドは特に気にしなくても良い。こだわる人はCrucialかCorsairがおすすめ。
- DDR4-2400(PC4-19200)の帯域幅は19.2GB/sでデータ転送速度を表している。
- DDR4-2400(PC4-19200)のクロック周波数は2400MHzで処理速度を表している。
- 一般用途の場合はクロックと帯域幅より容量を重視する方が性能差が体感できる。
以上でメモリーについてのまとめとなります。
やはり容量は少し多めに見ておいたほうが良いですね。
アホみたいに増やす必要はないですが、若干のゆとりがある方が作業中やゲーム中にイライラしなくてすみますよ。
帯域幅やクロック周波数はちょっと数字が上がったくらいでは体感できるほど変わりませんので、
コスパの良いDDR4-2400を選ぶというのも十分にありだと思います。
DDR4-2666の8GBとDDR4-2400の16GBなら後者のが汎用性があるので使える場面が増えますしね。
同じ容量で比べた時に、エンコードやRAW現像の変換、読み込みなど多少差が出ますので
予算に余裕がある方は型番の数字が高いメモリーにするといった形が良いのではないでしょうか。
以上で今回の記事を終わります。
大変長くなってしまいましたが、ここまでお読みくださりありがとうございました
少しでも参考になりましたら幸いです。
コメント
コメント一覧 (2件)
メモリーについては分かったのだが、使用効率という観点から考えると、今一、分からないところがある。
メモリーが全部使いきることは無いし、CPU効率が100%ということもない。例えば、1テラのサイズを持つフォルダーを別のディスクにコピーしたいのだが、メモリーが16、32Gであっても5Gくらいしか使わない。更にCPU効率が100%にならず40,50%のあたりをうろついている。ハードディスクからSSDに変えてもSSDの持つ速さだけの分は若干速度が上がるが、メモリーとCPUの使用効率に変化はほとんど見られない。考え方として・・メモリー上にコピーデータをメモリ最大迄、読み込み、一気にディスクへコピーするという方法になっていないのだろうかと思う訳である。
考えてみれば、CPUは常にフルスピードで動作しても良いはずであるし、メモリーは最大迄使用しても良いはずだと思うのだ。OS上の一部のシステムデータはディスク上ではなくメモリ上に置き換えてどうさしてもよいのではなかろうかと考えるのである。確か、windows2000の頃は、日本語変換システムをメモリ上に置くとかいうオプションがあったかと思う。
メモリ、CPUの使用効率という観点について教えていただけないだろうか?
>CPUが実行処理のためにデータを読み込む際、全ての処理をHDDやSSDから行う場合
とてもとても時間が掛かってしまうので、その問題を解決するべく生まれたのが『メモリー』なのです
これ、ほんとに事実ですか?
昔のパソコンにはHDDもSSDもありませんがメモリはあります
そもそもパソコンはCPUとメモリを装着しなければBIOSが起動しません(HDDは不要です)
メモリにプログラムの全てを置いておけないので誕生したのがストレージではないですかね?