【ドスパラ】ゲームPC比較レビュー10

GTX560Ti搭載ハイエンドPC おすすめ度:★★★★☆

 Prime Galleria XFR-CF
cb350.png ドスパラ
 インテル Core i7-2600K (3.40GHz)/ DDR3 8GBメモリ/
 2TB HDD / RADEON HD6950【CFX】搭載 / 
 Windows 7 Home Premium 64bit
 ¥159,980(税込) 送料+手数料込み
 CPU:★★★★★
 GPU:★★★★★
 快適:★★★★★
 価格:★★★★☆

仕様書:Prime Galleria XFR-CF 基本構成
販売元:ドスパラ

ドスパラが販売するゲーミングブランドガレリアのHD6950【CFX】搭載ウルトラハイエンドモデル
人気のHD6950を2機搭載している超高性能ゲーミングPC

【CPU: i7-2600K】
TERA、AIONなどの3Dゲームをプレイするのに十分な性能を発揮します
最新の第二世代インテルにおいて最上位に君臨するハイエンドCPUですので
ゲーム、動画の編集、音楽の編集、凡そ全ての動作を機敏にこなす事ができます

先代のcore i7-9xxシリーズやCore2Quad、Core2Duoとは比較に成らない
圧倒的なコストパフォーマンスを発揮する次世代のコアプロセッサーです

このCPUを超える性能を持つのが、Core i7-980XやCore i7-990Xといった
エクストリームエディションと呼ばれる6コアモデルです

これらはCPU単品で8万以上する高価格モデルになりますので
現時点での最良の選択肢としてCore i7-2600を推して居ます。

990Xは6コア12スレッド(仮想12コア動作)で2600は4コア8スレッド(仮想8コア動作)
コア1つ辺りの性能は2600の方が高く、マルチコアが使えないアプリでは2600のが優秀です
マルチコア対応環境でも、2600の方が高いパフォーマンスを見せるシーンがあり
25000円程度のCPUで、実売9万クラスのCPUと同等以上に戦えるハイエンドCPUがcore i7-2600なのです

Core i7-2600Kとの違いは『オーバークロックの適正』ですので
普通に使う分には全く違いがありません
(2600kは倍率フリーなのでOCし易いという違い)

OC目的の方は2600Kを推奨しますが、別途OCする予定のない方は2600がお薦めです

【VGA: RADEON HD6950CFX】
CFX.jpg   

TERA推奨GPUに認定されているRADEON HD6950
これを搭載していれば最高画質でもぬるぬる快適なゲームプレイを堪能できます

・・・が

これはそのHD6950を2機搭載したHD6950CFXという大変馬鹿げた性能のパソコンです

CFX接続により、HD6950から80~100%性能が向上し
現在シングル最速であるGTX580を遥かに上回るウルトラハイエンドGPUとなります

RADEONが誇るフラッグシップモデルHD6990と同等の性能に到達します

HD6990は1枚のグラフィックボードにGPUを2個搭載したマルチGPUモデルで
『1枚のカード』としては現世界最速のグラフィックボードになります

価格的にはHD6950CFXのが安価で済むため、コストパフォーマンスは抜群
マルチGPU対応のTERAにおいては他の追随を許さない格別な存在となります

【RAM: 8GB】
DDR3-10600 4GBx2
MMORPGを動かす上で十分すぎる容量が搭載されています

メモリーの容量を増やすことで、様々なアプリケーションを快適に動作指せる事ができますので
出来れば6GB以上のメモリ搭載をお薦めします

こちらのCPUは2枚つづりでメモリの性能が向上するデュアルチャネル対応なので
2枚綴りで搭載していくのが鉄板です

1x2=2GB 2×2=4GB 4×4=8GB

これ以上の増設は使いきれませんので
クリエイティブ用途でご使用される方以外はこのくらいで十分でしょう

【ケース: CB350】
cb350_01_110822.jpg

フロントに1機、天板に2機、サイドに2機、リアに1機の冷却ファンが搭載されています
エアフローは抜群なので、ハイエンドGPUを搭載していても苦になりません

拡張スペースも余裕があるので、カスタマイズ性も高いです

しかし見た目が何とも・・・
これを見てハイエンドPCとわかるかどうか怪しいラインですね
職場においてある旧世代のポンコツPCみたいな外観なのが気になります

見た目を気になさらない方はこれでも十分ですが
もしも変更する場合はCoolerMaster『CM690』がお薦めです
高い冷却性とカスタマイズ性で自作erにも人気があるケースですね

品質も高く、見た目もシックでお薦めできます

【電源: 750W】
老舗DELTAの750W静音電源が搭載されています

容量的には問題ないですが、無茶は出来ませんね
HD6950は省電力な方なのでこれでも十分ですが、
オーバークロックなどはしないほうが良いでしょう

品質はあまり良くないですが、普通に使用する分には特に問題ありません
オーバークロックなどで電圧を弄る方には心許ないのでお薦めしませんが
一般的な使用でしたら十分長持ちします

しかし容量に大きな余裕があるわけではないので、今後のカスタマイズを考えている方は
容量が大きいものに変更するか、後々電源を自分で交換することも視野に入れた方が良いでしょう

ちなみにDELTAは老舗メーカーで信頼もあり、中々良いものを作るので自作erにもコアなファンが付いています
コンデンサの質はそこまで良くないですが安物電源よりは遥かに良いです

PlayStation3(新型)の電源もこのDELTA製の電源が使われて居ます

【注釈】
マザーボードの種類に注意が必要ですね
これはZ68マザーを利用しているので、CFXやSLIといったマルチGPU環境を苦手とします

16×16のフルレーンで動作しないので、本来よりも性能が下がってしまいます

簡単に言いますと、このCPUを搭載しているマザーでは
GPU一個しかフルに性能を引き出すことが出来ず、2つ以上搭載すると2つとも能力が下がります

Core i7-2600の宿命なので、それを避けるには先代のCore i7-9xxシリーズを選び
X58マザーでCFXやSLIを組むか、フルレーン対応のマザーボードを選ぶしかありません

現時点ではASRock Z68 Extreme7 Gen3 とかがフルレーンSLIに対応しています

しかし、性能が落ちるといっても微々たるものなので
ベンチマークが生き甲斐な方以外はさほど気にしなくてもいいでしょう

数値的にはフルレーン時より2%程度落ちるくらいなので
違いが体感できるような差はありません

ベンチでは2%はかなりスコアに響きますし、フルレーン以外は認められていませんが
特に気にされない方にはコスパも良いですしお薦めです

Core i7-960  HD6950CFX X58マザー フルレーン
Core i7-2600 HD6950CFX Z68マザー 8×8動作

後者のが総合スペック高いでしょうしね・・・さすがにCPUの差が大きいので
フルレーンかどうかは気にならないかもしれません


【総評】

TERAにはオーバースペックなウルトラハイエンドモデルですが
思い切ってこれにしてみたら世界が変わるかもしれません

恐らく他人とは違った楽しみ方ができるでしょう

最高画質設定で余裕があるどころか、AAを掛けても余裕があります
これでカク付く場合はHDDの読み込みが原因になっている可能性があるので
できればSSDの搭載も視野に入れて見ては如何でしょうか

BattleField3をはじめとする次世代ハイクオリティゲームも高画質で快適に動作させる事ができるので
コストパフォーマンスは抜群です

これから発売されるBF3に向けて新PCの購入を検討されている方にもお薦めできます

しかし、マルチGPUは色々と使いどころが難しいので
初心者にはお薦めできません

RADEONのCrossFireはCFをゲームタイトルで起動するために特別なアプリを必要としませんので
非対応のゲームタイトルでもパフォーマンスは低下しにくいですが
ものによってはシングルGPU時よりパフォーマンスが低下してしまうこともあります

そういった際にCrossFireをOFFにする手間がありますので、面倒な方は辞めて置いた方が良いでしょう

ご自身がプレイなさっているゲームタイトルがCrossFireなどのマルチGPU対応であるか
それを確認することも大切です

AIONは対応していませんので気を付けて下さい

この価格でこの性能のPCが買えるなんて凄い時代になりましたね・・・

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

BTOパソコン購入歴20年以上のゲームオタクです。
10代の頃にはじめて購入したパソコンが低スペックすぎてゲームが出来ずとても後悔した経験からBTOパソコンに興味を持ちました。
当時はそれほどメジャーではありませんでしたが、そのコスパと性能に惚れ込み今に至ります。
自分自身で10台以上、友人からの依頼を合わせると50台以上の購入経験があります。
このブログは2011年から運営している趣味の個人ブログです。

コメント

コメントする

目次