もう数年前の記事ですが未だに人気がある記事で、読まれている方が多くいらっしゃるので嬉しいです。
こちらの記事には、当時TERAを余裕で動作させる事ができた50万円クラスのパソコンを紹介しておりましたが、
現在でしたら10万円代でそれ以上のスペックにできます
さて、本日もSLI駆動のGPUを搭載したハイエンドPCを考察していきます
免責事項として先に申しておきますが、高すぎるのでお薦めしていません
前回の記事でご紹介したSLIですが
ここまで来ると嗜好品の域に到達していまい、高級志向のユーザーを狙った価格になってきます
とくに顕著なのがパーツ選考で、SLIだけ搭載したバランスの良い筐体がなかなかありません
様々なパーツを最高級にして、全体の価格を思いっきり釣り上げて販売しているので
GPU1枚のハイエンドPCが13~15万として、2GPUのモデルになると突然30万とかになります
そのGPU一枚のハイエンドモデルにもう一個GPUを足せば普通は20万前後になるのですが
無駄に高性能パーツを付けまくって価格を底上げしてしまう販売元が目立ちます
GPUとCPU性能だけ上げて、ゲームを楽しみたいユーザーには厳しいですね・・・
しかもSLIモデルを扱っているBTOショップが少ないので、価格の幅が異常なほど広いです
とりあえず見つけた範囲で価格比較をしてみたいと思います
CPU:☆☆☆☆☆ はCPUの性能を現したものです
GPU:☆☆☆☆☆ はGPUの性能を現したものです
快適:☆☆☆☆☆ はTERAが最高画質で快適にプレイできるかどうかを判断したものです
価格:☆☆☆☆☆ はパーツの値段を考えて、本体価格が適正であるかを考慮したものです
★が多いほど評価が高くなります
評価は相対評価です
PASSANT Ex i7990SSS/BD-SLI580X2
intel core i7-990X /DDR3 12GB
2TB HDD / 120GB SSD
Nvidia GTX580【SLI】
Windows 7 Pro 64bit
¥369,800(税込) 送料+手数料込み
CPU:★★★★★
VGA:★★★★★
快適:★★★★★
価格:★★★☆☆
とんでもない値段ですが、一例なので驚かないように・・・
ここまでのモデルを買わなくてもTERAは快適に遊べます
価格も高いですが、パーツの値段を考えると妥当なラインですね
自作で全く同じ構成にした場合(特価品除く)
303,002円となりましたので、6万ほど上乗せされています
送料は全部省いていますので、+3万~4万くらいの誤差でしょうか
パーツを全部最安値で揃えて30万なので、送料や手数料、価格の変動も入れたら妥当でしょうか
CPUはintelのEXモデルで、現状世界最強のCPUですね
6コア12スレッド動作の化け物CPUで、これならばGPUの足を引っ張らないでしょう
GPUもシングル世界最速のGTX580が2枚とぶっ飛んでいるので、驚異的なグラフィックス能力を実現できます
マザーもしっかりX58のフルレーンが使用できるものを選んでありますし、物はいいですね
GPU2枚ともx16動作しますので、真価を発揮します
しかし実用という範囲からは抜け出してしまいますので、究極を求める層向けの嗜好品ですね
第二世代インテル?GTX580シングル?ぬるいわという猛者にしかお薦めできません
TERAを快適に遊ぶと言うか
別に倒してしまっても構わんのだろう?
まさに桁外れの性能を持つゲーミングPC・・・いやむしろ開発環境のレベルですね
Area-51 ALX
intel core i7-990X /DDR3 6GB
256GB SSD
Nvidia GTX580【SLI】
Windows 7 HP 64bit
¥449,980(税込) 送料+手数料込み
CPU:★★★★★
VGA:★★★★★
快適:★★★★★
価格:★☆☆☆☆
高すぎます。
宇宙最強のゲーミングマシンブランド(自称)ですが
ブランド補正でしょうか・・・いくらなんでもこれはヒドイ。
上記のフェイスのSLIモデルに比べて性能はこちらのが劣りますし
さらに電源やケースの品質も劣ります
しかし値段は10万くらい違います
これを買うくらいなら上記のモデルのが良いですね
ちょっとメモリをいじるくらいで数万取られる宇宙最強ブランドですからね
ゲーミングマシンでこの会社を選ぶ理由はありません
DELLの持つゲーミングブランドAlienWare(エイリアンウェア)
一部ではアリエンワーと呼ばれています
Amphis BTO GSX 200iCi7EXG TYPE-SRXX4
intel core i7-990X /DDR3 12GB
120GB SSDx2【RAID 0】
3TB HDD
Nvidia GTX590【Quad SLI】
Windows 7 Ul 64bit
¥529,980(税込) 送料+手数料込み
CPU:★★★★★
VGA:★★★★★★
快適:★★★★★★
価格:★★☆☆☆
アホみたいな値段ですが・・・性能もアホです。
一体何をやらかすつもりなんでしょうか
価格はパーツ費でちょっと高いですが、売れているみたいですねこれ・・・・
まぁ車も3年で乗り換える人が多いですし、趣味と割り切れば安い物なのかもしれません
性能面では究極レベルですね。
CPUも世界最強、SSDx2のRAID構成で読み込み速度も800MBと常軌を逸した速度です
そこらのHDDの読み込み速度なんか50MBくらいしかないですからね
GPUに至っては、何もここまでやらなくても・・・というレベルです
GTX590が2枚
そもそもGTX590がデュアルGPUなので、計4枚のハイエンドGPUが搭載されることに成ります
GTX590に搭載されているGPUはGTX580と同一のモデルで
電圧の都合上、それを若干クロックダウンさせているという感じです
具体的には性能比で85%くらい。
それが二枚刺さっているのがGTX590ですね
GTX570と同等以上の性能を持つGPUが2枚入っていると思えば分かり易いでしょうか
それをさらにSLI駆動させている・・・ややこしいですが
GTX580(エコ版)が4枚入っていると思って下さい
もはや並の電源では火を噴いてしまうでしょう
想像しただけで恐ろしい性能を持つことがお解かり頂けるでしょうか・・・
GTX580のSLI(2枚)と同じくらいの性能?
いえ、GTX580-3WAY【SLI】と同等以上の性能を持ちます
GTX580三枚分です
驚異的な性能ですね・・・開発環境かっていうくらいの
電源はCoolerMasterの1200Wモデルで動作確認済みらしいです
品質はまぁまぁですかね。
ALL日本製コンデンサ(Panasonic)ですが85℃のものですので、そこまで良い物でもありません
そこらの電源よりは遥かに優れて居ますけどね
80PlusGOLD取得の超効率電源なので性能面は最高峰です
ケースも冷却重視を詠って居ますし、売れるのもわかりますが・・・高いですね
「最強」という言葉が好きな人にしかお薦めできませんが
正直憧れます
Storm Excalibur SLI Edition
intel core i7-990X /DDR3 3GB
256GB SSD
Nvidia GTX580【SLI】
Windows 7 HP 64bit
¥413,805(税込) 送料+手数料込み
CPU:★★★★★
VGA:★★★★★
快適:★★★★★
価格:★☆☆☆☆
高すぎますね・・・
ケースも電源も品質は良いのですが、この値段はちょっと足元見すぎです
CPUもGPUも申し分ない性能ですが、この値段を払うなら一番上のフェイスのがいいです
名前はかっこいいのですけどね
というかメモリ3GBって新しいギャグか何かですかね・・・
いくらなんでもこれは買う価値ありませんね
パーツの値段を比べても、30万かかりません
手数料として10万上乗せできるかどうかで判断がわかれそうです
以上で今回のレビューを終わります
SLI搭載PCは流石の値段になってきますね・・・
勿論ここまでの性能がなくてもTERAを快適に遊ぶことはできますので
「どんな場面でも絶対にぬるぬるがいい!」とか
「AAかけまくった高画質映像でもぬるぬるプレイしたい!」とかそういった嗜好品になります
このクラスのPCを所持している方は本当に少ないでしょうからね・・・
選ばれし勇者すぎます
相当狭いところを狙ったBTOパソコンですからレビュー記事として価値があるかわかりませんが
参考程度にお読み頂けましたら幸いです
次回はもっとお手ごろなSLIモデルをご紹介します
合わせてご覧に頂けますと一層楽しめるかもしれません
では本日はこのあたりで失礼します
ここまでお読み頂きありがとうございました。
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