Core i7-3960X搭載ウルトラハイエンドPC

さて、本日の記事は先日発売したSandy-E Core i7-3960Xを搭載したハイエンドPCを紹介します

もはやハイエンドというかウルトラハイエンドPCです

というかウルトラハイエンドって何なのでしょうか
ハイエンドはハイエンドなのでカテゴリは一緒なのではないかと思うのですが

ウルトラ(極限の)ハイエンド(最上級)

よくわからないけど、とりあえず熱い言葉です
どうしてこんなに血が騒ぐんだ

今回紹介するパソコンはハイエンド中のハイエンド
まさにウルトラハイエンドなパソコンです

Core i7-3960X搭載ウルトラハイエンドPC おすすめ度:★★★★☆
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 MASTERPIECE i1540PA1-Liquid
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 マウスコンピューター / G-TUNE
 インテル Core i7-3960X【ExtremeEdition】 (3.30GHz)/ DDR3 16GBメモリ/
 intel 120GB SSD RAID0 / 【2WAY-SLI】Nvidia Geforce GTX580搭載 / 
 ブルーレイドライブ(ブルーレイ書込対応/DVDスーパーマルチ機能搭載) /
 水冷CPUクーラー搭載(メンテナンス不要)
 Windows 7 Home Professional SP1 64bit
 ¥332,850(税込) 送料+手数料込み
 CPU:★★★★★
 VGA:★★★★★
 快適:★★★★★
 価格:★★★★☆

 マウスコンピューターのゲーミングPCブランド『G-TUNE』が販売するウルトラハイエンドPC
 拘りの配線を生かしたエアフローと高い静音性、ケースの高級感が魅力
 MasterPiece(傑作)の名を冠するG-TUNEのフラッグシップマシン 

【CPU: Core i7-3960X】
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11月14日に発売されたintel SandyBridge-E ExtremeEdition
実売価格85000円のコアユーザー向けフラッグシップCPUです

Sandy-Eは『SandyBridge-Enthusiast』の略で
Enthusiast(熱狂的なファン)に向けたウルトラハイエンドCPUブランドです

熱い心を持つ勇者に向けたモデルということです

文字通りコアユーザーのためだけに販売されているので
コスパ度外視で性能だけを追求した『力こそパワー』なCPUです

フラッグシップの文字通り現在あるCPUの中で最高最速の性能を持ち、頂点に君臨するために生まれた存在で
Nehalem core i7-990Xが守り抜いてきた最速CPUの座を奪い
堂々たる登場でコアユーザーの心を掴みました

メインストリームのintelCPUが持つ4コア8スレッド(仮想8コアCPU)を上回る6コア12スレッドCPUで
マルチスレッド環境下では最高のパフォーマンスを発揮します

性能比では同じExtremeEdition(以下EE)Core i7-990Xの15%以上
980X【EE】を30%ほど上回ります

シングルコアスペックが重要になってくる環境ではcore i7-2600K(4コア8スレッド)に迫られますが
マルチコアが存分に生かせる環境では6コア12スレッドの恩恵を遺憾なく発揮し、1.5倍以上の性能差を見せ付けます

【VGA: GeForce GTX580-SLI】
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世界最速のシングルカードであるGTX580を2機搭載したウルトラハイエンドGPUです

つまり2GPUカードとしても世界最速であり、異次元のパフォーマンスを発揮するでしょう
具体的に言いますと、現在世界最速であるGTX580より80%~100%ほど性能が高くなっています
GTX580一枚では快適に動作しないと言われるBattleField3も画質設定Ultra環境でヌルヌル動きます

HD6990やGTX590を上回る、デュアルGPUの頂点に君臨するGPUがこのGTX580SLIです
このGPUでぬるぬる動かないものはありませんし、あってはならないでしょうね

最高の環境でゲームを楽しみたい方に向けたウルトラハイエンドGPUです

【RAM: 16GB】

DDR3-1600 4GBx4

Sandy-E最新のシステムであるクアッドチャンネルアクセスを生かし
4枚のメモリ同時に使うことで性能を向上させることが出来ます

メモリーの容量を増やすことで、様々なアプリケーションを快適に動作指せる事ができますので
ゲーム環境下でも、クリエイティブ環境下でも十分な容量だと言えます

クリエイティブ用途でご使用される方でもこのくらいで十分ですが
+35700円で32GBという夢のメモリ量を搭載することが出来ますね

Sandy-E以外では今のところ24GBが最高だったと思うので
この32GBというのは面白い数字ではあります

「メモリ32GB積んじゃった」とか言われたらガクブルものですよ
AdobeAfterEffectsを使っている方で、動画をRAMプレビューするとメモリ16GBでも足りなくなる事があるそうなので
そういった使い方をする方にはメモリ32GBというのは魅力的かもしれません

DDR3-1600/8GBを4枚セットで+35700円なら価格は適正ですね
4GBは1枚2000円くらいなので、4GBx4で8000円だと考えてください

8GBは1枚で10000~12000円くらいなので4枚で40000円ちょっととしても
35700円で4GBx4⇒8GBx4は結構お得だと思います

35000円という価格はめちゃくちゃ高いですが・・・
DELLとかエプソンみたいに4GB→16GBにするだけで25000円取るとかそういったボッタクリの類ではないですね
一応適正価格です

【OS: Windows 7 Home Professional SP1 64bit 】
HomePremiumではなくProfessionalがインストールされます
理由はメモリの搭載量ですね

Homepremiumでは最大搭載量が16GBとなっていますので、32GBも搭載したら認識しません
Professionalは最大192GBまでサポートしていますので、32GBでも64GBでも認識されます

【記憶ドライブ: 120GB SSD RAID0 /2TB HDD】
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これは中々良いですね
120GBの高速SSDをRAID0で使っています

RAID0というのは2つのドライブを合体させて速度を飛躍的に向上させるシステムで
大体読み込み速度も書き込み速度も2倍くらいになります
さらに容量も2倍なので実質240GBのSSDということになりますね

これはintelの120GBモデルを使っているようなので、単品の読み込み速度が270MB/sです
それをRAID0で組むと500MB/sを超える超高速ドライブとなるわけなので、おいしいですね
ちなみに普通のHDDは読み込み速度50MB/s~100MB/sくらいですので、比べたら差が歴然でしょう

ただデメリットもあるので、そこは気をつけないと行けないのですが・・・
デメリットはRAID0を組むと、2つのドライブを1つのドライブとして使うので
片方が壊れたら両方死んだことになり、片方が生きてたとしてもデータが復旧できません
なので事故率は2倍ということになってしまいますが・・・日ごろからバックアップを取っていればさほど問題ないですかね

あとはOSの起動ががSSD単品より遅くなることでしょうか
最初にRAID0で組んでますよ~と表示される時間が追加されるので2秒くらい遅くなるそうです(笑)

メリットは読み込み書き込みともに高速化できることと、書き込みを2分割するのでSSDの寿命が延びることでしょうか
あとは容量が2倍になることですね
120GBのRAID0なら、120GBのドライブが2個ではなく、240GBのSSDとして機能します

セカンダリードライブとして2TBのHDDが付いていますし
大きなデータはこちらに保存しておけば困りませんね。

ついでですが、 ■ RAID 0 (ストライピング)240GB SSD [120GB インテル(R) 510/MLC +6300円
これに+6300円でカスタマイズできるので、余裕がある方はこちらをお薦めします

初期構成の 120GB インテル(R) 320/MLC は読み込み速度270MB/s
この追加の 120GB インテル(R) 510/MLC は読み込み速度450MB/s

RAID0で使うと900MB前後の読み込み速度を持った超高速SSDになりますし
前者はネット最安値14000円x2で28000円程度、後者は19000円x2で38000円になります
これを6300円で付け替えられるのはお得だと思うのでお薦めです

【CPUファン: 水冷CPUクーラー(Liquid Solution)】
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Core i7-3960Xにはリテールファンが付いていないので別途購入する必要があります
既存のマザーボードには3960Xが付かないので、専用のLGA2011マザーボードとCPUファンを別途購入すると
CPU+マザー+CPUファンで11万くらいになるとんでもCPUですね・・・。

この水冷クーラーは簡易水冷形式なので、メンテナンスが半永久的に要りません
そこらの空冷よりも良く冷えるので軽いOC程度なら余裕でこなせますし、中々良いものだと思います

【ケース: MasterPiece Original】
冷却性と静音性、両方にこだわった至高のケースです

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異なる表面処理を施したアルミパネルの 2 重構造を採用し
非常に高級感あふれる外観に仕上がっています

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さらにフロントに120mmの大型冷却ファンを2機搭載してあり
ケース内のエアフローも十分確保されています

中段ファンは可動式になっているようで、大型GPUを直接冷やせるのが良いですね
この機能はマジで嬉しいです

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ケース内部も拘りの設計で、シャーシに 1.2mm 厚のスティール合金を採用してあります
これにより放熱性と制振性が高いレベルで確保されているので、素晴らしいですね
剛性たっぷりの重厚なボディがたまりません

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しかも底には大型のシリコン系制振ラバーインシュレータが付けてあります

これは大型オーディオなどに使われているもので、振動を抑える効果があります
こだわりすぎでしょう・・・

このケース単品で幾らするのか知りたいですね(笑)
私も欲しいですこれ。

【電源: 1200W】
1200Wの80PLUS電源が搭載されていますので、容量的には問題ないでしょうね
品質はそこまで良くないですが、普通に使用する分には十分な物です

電源の変換効率が高いので、そこらの安物より良いでしょう

電源の変換効率についてはこちらの記事を参照して下さい
無駄に詳しく力説してしまっています → 意外と知らない電源の重要性

これなら十分な容量がありますし、エコ電源でもありますので環境に優しいです


【総評】

ゲーミングPCブランドとしては人気のG-TUNEが誇るMasterPieceシリーズ
価格が高すぎるので一般向けではないですが、その性能は絶対的なものです

究極を求める方には適しているかと思います

「誰でも使っているそこらのハイエンド()には興味がない」
「こんな馬鹿なPC持ってるやつ他にいねーだろwww」
そんな貴方にしかお薦めできない至高のブルジョアパソコンです

各BTOショップが発売した3960X搭載モデルを一通りチェックしてきましたが
このモデルが一番良いですね

他はGPU1枚と普通のHDDで25万くらいしますので、SSD2個とGPU2機でこの値段なのが魅力的です
こちらのモデルのがケースが良いですし、電源も余裕があるので後々困りません
水冷クーラーも付いていますしね。

自作で組むなら自由度が高いですし、色々好みで選べますが
BTOで購入する方は後々いじらない方のが多いと思います

そういった手前、最初から超高性能構成になっているこちらを購入するほうがお得なのではないかと思います
25万だしてCPUだけ良いPCを買っても微妙ですしね・・・
むしろ中途半端すぎて買う理由が見当たりませんでした。

ゲーム用途に3960X+GTX580の1GPUではこのCPUの良さが発揮できないですし、
それなら同じ値段でCore i7-2600K+GTX580【SLI】でも買った方が性能が高いですし、コスパが良いです

クリエイティブ用途だけが目的というならばGTX580なんか積まないでQuadroを積んだ方が良いですし・・・
目的が中途半端すぎて、それに25万は無いなーという私の感想でした。

ゲーム用途ではcore i7-2600Kに迫られるCore i7-3960Xですが
2GPUを搭載した場合は少し話しが違ってきますので、このPCを推す理由もそこにあります

GTX580クラスを2機以上搭載すると、CPUが足を引っ張りはじめて性能を発揮しきれませんので
Core i7-2600Kと、こちらのCore i7-3960Xの性能差が開き始めます
3GPUではその差は顕著になるようですし、本当のハイエンドを求める方は満足する結果になるのではないでしょうか
そういった意味では、どうせ3960Xを積むならこのくらいやっちゃえ!という事でこのPCを推します。

何度もしつこいですが、コスパ重視でゲームだけを目的としたユーザーには向いてません
あくまで最強最速を目指すコアユーザー向けなので、コスパ重視の方は別のPCを購入した方が良いと思います

あとマルチGPU対応タイトルでは異次元のパフォーマンスを発揮するこのパソコンですが
購入前にプレイしているタイトルがマルチGPUに対応しているか必ず確認してください

リネ2やTERAは対応しているので問題ないですが、AIONは対応していません
BF3も対応しているので、超高画質なゲームプレイが堪能できます
むしろBF3を快適に楽しむならGTX580を2枚くらい積んでないとダメですね
画質Ultra設定は超高スペックPC向けの設定なので・・・

結論としては、ゲームもやりつつクリエイティブ用途で使う方にはかなり理想のPCだと思いますが
ゲームだけを目的とする方や、コスパを重視する方には向いていないPCです

以上で今回のレビューを終わります
今回レビューしたパソコンはこちら

 MASTERPIECE i1540PA1-Liquid
icon

 マウスコンピューター / G-TUNE
 インテル Core i7-3960X【ExtremeEdition】 (3.30GHz)/ DDR3 16GBメモリ/
 intel 120GB SSD RAID0 / 【2WAY-SLI】Nvidia Geforce GTX580搭載 / 
 ブルーレイドライブ(ブルーレイ書込対応/DVDスーパーマルチ機能搭載) /
 水冷CPUクーラー搭載(メンテナンス不要)
 Windows 7 Home Professional SP1 64bit
 ¥332,850(税込) 送料+手数料込み
 CPU:★★★★★
 VGA:★★★★★
 快適:★★★★★
 価格:★★★★☆

それでは今回はこれで失礼いたします
長文ですが、ここまでお読み頂きありがとうございました

次回更新をお楽しみに~

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この記事を書いた人

BTOパソコン購入歴20年以上のゲームオタクです。
10代の頃にはじめて購入したパソコンが低スペックすぎてゲームが出来ずとても後悔した経験からBTOパソコンに興味を持ちました。
当時はそれほどメジャーではありませんでしたが、そのコスパと性能に惚れ込み今に至ります。
自分自身で10台以上、友人からの依頼を合わせると50台以上の購入経験があります。
このブログは2011年から運営している趣味の個人ブログです。

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