GTX1080Tiの性能は如何に
何やらnVidiaの日本公式ページに飛ぶと謎のカウントダウンが…
数日前から始まったようですが、このカウントダウンが終わる3月1日正午に何かが発表されるのでしょうか?
IT’s ALMOST TIMEのTIだけ強調されているところを見ると
PascalシリーズのTiが発表されると予想している方が多いようです。
TiというのはTitanium(チタニウム)の略で、nVidia Geforceの各シリーズにおける上位モデルに付く名称です。
鋼鉄と同等の硬さを持ち、なお軽いというチタニウムの特性から「小さくても速い」という意味を込めて付けられたとのこと。
このTiは各シリーズ中いくつか登場しますが、今回登場するのはULTIMATE GEFORCEという文言から予想するに
ハイエンドGPUであるGTX1080の上位互換「GTX1080Ti」なのではないかと各所で囁かれています。
今現在、最新のモデルであるpascalシリーズはGTX1000番台のナンバリングがされており
GTX1050 GTX1050Ti GTX1060 GTX1070 GTX1080と、大まかに5種類
さらに最上位モデルとしてTITAN Xがあります。
引用元:PC GamesN
性能的にはTITAN Xが最上位なのですが、水冷化しないと性能を発揮しきれなかったり日本円で19万前後したりと
あまり一般的には取り扱われていないGPUなので、当ブログでもハイエンドGPUならGTX1080を推しています。
今回発表される(かもしれない)GTX1080Tiは、TITAN Xにかなり近い性能を持っているみたいですね。
メモリは10GBとGTX1080より2GB多くなっていますし、バス幅も384bitとTITAN Xと同じ数値になっています。
先ずクロック数ですが、GTX1080Tiが1,503MHzでTITAN Xが1,417MHz と1080Tiに軍配が上がります。
クロック数は「動作周波数」といい、処理速度を表す数値だと思ってください。
メモリはGTX1080Tiが10GB、TITAN Xが12GBとTITAN Xに軍配が上がります。
メモリ数は初心者用メモリ講座でも解説しておりますが、多ければ多いほど良いと思ってください。
食べ物(データの破片)を並べるテーブルの大きさに例えるとわかりやすいですかね…?
食べ物によってテーブルが溢れると処理落ちしますので、大きいほど有利になります。
メモリのバス幅は一度に転送できるデータの容量を指していますので、これも大きいほど良いです。
これはTITAN XとGTX1080Tiともに384bitとなり、GTX1080TiはGTX1080より上がっていますね。
こんな感じで、性能的にはGTX1080の上位互換として十分なスペックアップをしていそうです。
カタログスペックはTITAN Xに迫る勢いなのではないでしょうか?
こうなると価格が問題ですね…
上記の海外サイトによる予想では$800前後になるのではないかと予想されていますが
実際800ドルなら今日の為替相場で89,676円になりますが、ここに代理店による素敵な中間マージンが加算され
11万くらいになるんじゃないかと予想してみます。
もうちょっと安かったら嬉しいなぁ…。
とりあえずTITAN X pascalは発熱が問題で、すぐにサーマルスロットリングを起こすと言われていますし
サーマルスロットリングとは高負荷による過度な発熱を抑え、安全性の向上や機器を熱による破損から守る為の機能
なにより単品価格で18万円を超える高価格GPUです
GTX1080は現在一般的なGPUとしてハイエンドにあたるモデルとなりますが、GTX1080Tiが出るとなると
ハイエンドPCを購入する予定の方はしばらく様子を見た方がいいかもしれません。
GTX1060やGTX1070を購入する予定の方は方向性が違うので様子見をする必要はないと思いますが
主にVRゲームだったり、4K画質でのゲームプレイを目的としている方はGTX1080Tiが市場に出回るまで様子見したほうがいいかも
性能的にはTITAN Xのちょっと下くらいになるみたいなので、最上位とまではいかないでしょうが
モンスターGPUであることは間違いありませんし。
ともかく、3月1日の正午が楽しみですね!